注意事項

※素人の戯言なので観賞本数増えるごとに点数は微調しています。悪しからず。

2013年10月17日木曜日

映画『トランス』78点



2012年10月13日TOHOシネマズシャンテにて鑑賞。


ロンドン五輪開会式の芸術監督を務めた
ダニーボイル大先生の新作と言うことで非常に楽しみにしていた作品。

その期待通り、映像、音楽、美術から形成される世界観、
そして『トレインスポッティング』を彷彿とさせる
スタイリッシュかつスピーディーな展開。

こんな世界の巨匠が芸術監督を務めた
五輪の開会式って日本人の場合誰が担えるの?
と心配になるほど隙が無い映像美だった。


いまイギリスでのってるジェームズ・マカヴォイ
存在感も忘れてはいけないが、














ただ、そのスタイリッシュさに気をとられていると
肝心の物語に置いて行かれてしまう。
ここが『トレインスポッティング』とは異なる点で、
物語は始めから終わりまで伏線張りまくりの
極上ミステリーに仕上がっている。

ネタバレ後に「あ~そう言えば序盤に伏線が…」みたいに
思い出しながら見ていると、さらに次の謎が…みたいな…

さすが大先生!脚本も天才的スピード感ってな感じで、
もう一回見返せばきっともっと色々なことが理解できて、
さすが大先生!完璧な脚本だったんですね!って
思うんだろうな、でもそれって何か負けた気がする…
何て思わせる程、抜群のスピード感で観客を夢中にさせる。

そのスピード感の中にも、
精神科医を痛烈に皮肉った『サイドエフェクト』にも通じる
催眠療法への警鐘みたいな影のテーマが見え隠れするのは
さすが巨匠ダニー・ボイル先生。


しかし、「あえて」意地悪く言えば、
そのスピード感と映像美にごまかされて、
実はなんか脚本に無理ない?
大先生ホントに綿密な脚本なの?
なんて思えなくも無いけど、とにかくそんな疑念も
吹き飛ばしてしまうほどあっという間に映画はエンディングへ。


さらにもう一つ印象深い点を上げるとすれば、
この映画の鍵を握る催眠療法士役のロザリオドーソンの
















およそ同じ人類とは思えないダイナマイトボディ。
映画上はまるで神かのような神々しい照明を浴びて
惜しげも無くヌードを披露してくれているが、

さらに衝撃なのが、大事なところを剃毛済み!
まぁこれには理由はあるにはあるんだけど、
さすが大先生!ここもこだわってのフルヌードなんですね!
R-15な理由はここですね先生!

そしてさらに!
剃毛させたダイナマイトボディことロザリオさんと
この映画をキッカケにお付き合いをされてるとか!
56歳にしてその勢い足るや!















「恐れずにどんどんリスクを冒そう」って
有言実行過ぎて格好良すぎます大先生!
東京五輪の芸術監督もお願いできませんか?

0 件のコメント:

コメントを投稿