注意事項

※素人の戯言なので観賞本数増えるごとに点数は微調しています。悪しからず。

2018年2月8日木曜日

映画『ブレードランナー2049』87点(前作を観る&前作が好きという条件付き)


163分という上映時間はさすがに長いけども、
さすがすぎるぞヴィルヌーブという感じ。

公開当時は鬼スベりしたものの、
カルト的人気を誇った巨匠リドリースコットが手がけた前作。
ビデオ化にあたり複数のパターンのエンディングが編集で追加された前作。
それだけ複数の解釈を生んだカルト的作品だったわけだ。






















それだけファンが世界中にいる1982年の作品の続編を
35年後というワケのわからんタイミングで
「作る?」ってオファーされて快諾するメンタルが
すでに常人とは思えないが、

そのハードルをしっかり超えるべく、
前作を徹底的に愛し、ヴィルヌーブ的に解釈し、
その上でリスペクトし尽くした上で完成させた正当すぎる続編。
※ただしコレは、前作をそれなりに面白いと思った人にしか
  楽しくない映画であることは間違いないと思う。
















私自身も本当のファンの方々と比べたら
この映画への思い入れと解釈の深度はウンコです。

が、そんな私でも

"人は皆そう思いたがる"

あのセリフには痺れすぎて泣けた。
これ、CGじゃないと聞きました。
こういう映像美としても充分楽しめます。















デカルト先生もきっと唸る"人間とは何か?"を問い続ける160分。

しかしドライヴと言い、
ゴズリングはいつになったら報われるイケメンになれるのか。















まぁあの絶妙な悲しみの顔芸は、彼にしか出来ないから良いんだけど。