注意事項

※素人の戯言なので観賞本数増えるごとに点数は微調しています。悪しからず。

2013年8月24日土曜日

映画『ホワイトハウス・ダウン』68点



2013年8月24日鑑賞。

まず『エンドオブホワイトハウス』とのテーマとの類似性に
苦笑せざるを得ないが、それでも観に行ってしまうのはエメリッヒ監督への期待感から。


彼の代表作でもある『インデペンデンスデイ』は小学校の頃に
劇場まで足を運び、有名な大統領の演説シーンに痛く感動し、
「インデペンデンスデイ!」という名言を家に帰って何度もまねした記憶がある。
それくらい好きな映画だ。


さて、内容の方であるが、説明には及ばない。
エンドオブホワイトハウス』と大きく違うのは、攻めてくる相手くらいか。
ホワイトハウスが攻撃されて、最終的に悪を滅ぼす。
そんな単純図式のエンターテイメント映画だ。


だけど、そんな単純図式だろうと何だろうと、面白かった。
個人的には『エンドオブホワイトハウス』より総合的に面白かった。

物語の尻すぼみ感は否めなかったけど、
エメリッヒの意地というか制作者としてのこだわり、粘り、みたいなものを随所で感じた。

時折織り込んでくるアメリカンジョークはその一つで、
エンターテイメントとしてこの映画を仕上げようとする監督の意図が
見え隠れしたが、劇場は心地よい笑い声で包まれていたし、
その意図は観客に伝わっていたのでは無いかと思う。


ホワイトハウス見学中に大統領に遭遇して、
携帯カメラ片手にインタビューしちゃう政治オタクの主人公の娘
















このシーンは良い。
「大統領!私のYouTube用にコメントちょうだい!」なんて言ったら
まさかの大統領OKで、カメラ目線でコメントしちゃうお茶目な大統領。
あり得るあり得ないのは無しはどうでも良くて、
この後の壮絶な戦いにさらされる大統領を手に汗握りながら応援したくなる
ちょうど良い、心地よい、フリになっている。


そのほかにも、随所でポップな小ネタは仕込まれているんだけども、
それは観てからのお楽しみの方が良いと思います。


そんな風に、この映画は「正義は勝つ!」という勧善懲悪カタルシスを
得られる上に、エンドオブホワイトハウス』ほど残虐性やシリアスさはなく、
その分差し引いたエンタメ感を徹底して搭載し、
かつドキドキハラハラ感もそぎ落としてはいない夏休みにぴったりの作品だ。



ホワイトハウスの警備相変わらず弱すぎでしょ!

核兵器ってそんな簡単に発射できちゃうの?

一番大事なところで敵は誤爆で自爆みたいなことあり得る?


とか、突っ込み所は満載だけど、鑑賞後さほどその矛盾感が残らず、
あー面白かった!スッキリした!
観たあと何も残らない!


っていう爽快感が勝つので、良い映画としようでは無いか。



もう終わってしまった夏休みかもしれないが、
カップルで観るなら『ワールド・ワォーZ』と『ホワイトハウス・ダウン』、
この2作で間違いありませんね。



0 件のコメント:

コメントを投稿