注意事項

※素人の戯言なので観賞本数増えるごとに点数は微調しています。悪しからず。

2014年2月22日土曜日

映画『エージェント・ライアン』60点



2013年2月18日観賞。


観なくても話の展開が読める安定の佳作映画。
このブログで言うと70点を超えることが無いだろうな
と思いながらチケットを買って観賞スタート。

そんなことを分かっていてもたまに観たくなる。
そういう種類の映画って、それはそれで楽しい。


ただ、期待感としてはボーンシリーズに通じる
スリルとサスペンス感だったんだけど、
そういう意味では少し物足りなかった。


24 -TWENTY FOUR』にしても、ボーンシリーズにしても
スパイアクション系の主役にありがちなのが、「圧倒的孤独」だ。

大統領に直電出来るジャックバウワー

ジャックより機敏なジェイソンボーン































ジャックもボーンも圧倒的孤独で彼らは全てを失っている。
だからこそ無謀とも思えるテロに立ち向かう彼らの目は
どこかもの悲しく、テロリストを圧倒的な強さで制圧したところで
彼らは決して笑ったりしない。

でもだからこそ観賞者側は応援しやすくなったりするんだけど、
今回のエージェント・ライアンは、その点で常識外。


スタートレック』を始め、
のりにのってるクリスパイン演じるライアンは全く孤独では無い。
嫁さんは美人過ぎるキーラ・ナイトレイだし、















彼にはしっかり守るものがあるのだ。

もちろんアフガン戦争で重傷を負ったとか、
CIAであることを嫁さんに伝えられない葛藤あるある的な
闇は背負っているんだけど、その闇は深くない。

事件に巻き込まれてあっさり嫁さんにCIAってことばらしちゃうし、
何なら嫁さんは超出来る女でスパイに協力して大活躍。

とにかく終始このシリーズは前向きな印象のまま
テロリストに対峙して、事件を解決に導いていく。

敵はもう少し強くあって欲しかったけど、
そういう意味ではスパイアクションとしては斬新な作りだった。


でもそうなると当然こういう映画に必要な
スリルとサスペンスは物足りなく感じるわけで。
DVD観賞で良かったかもしれません。


そんな消化不良状態なので、余談ですが、
綺麗な嫁さん役のキーラナイトレイは個人的に好きな女優の一人で、
トニースコットとコンビを組んだ『ドミノ』はお気に入り作品です。





















カット割り細かすぎ、編集がオシャレすぎで、
画面に酔いそうになるけどそんなの関係ない。
画面転換と場面転換が激しすぎて脚本がざるに見えるし、
ストーリー入ってこないけどそんなの関係ない。
キーラ・ナイトレイは最高にクール。













映像に携わる人間として、この映画は人生に残る映画になりました。

というわけで、この映画のDVD片手に
編集に臨むことを欲したくなった僕は迷わずAmazonで1クリック。
PR編集などに役立たせるべく、勉強させて頂きます。

改めてトニースコット師匠に合掌。

0 件のコメント:

コメントを投稿