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※素人の戯言なので観賞本数増えるごとに点数は微調しています。悪しからず。

2014年7月4日金曜日

映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』73点


2014年7月4日鑑賞。

予想以上に面白かった。


評価すべきは「何度も死んで何度も人生リセット」という、
一見新しさの見当たらないフィクション的設定を

ダグ・リーマン監督が「さすがボーン・アイデンティティーを作り上げた男!」

と思わせるハイテンポな編集と映像で作り上げた点だ。


それにあいまって、
膨大な出演作の中から「完全な駄作」を見つける方が困難な男トムクルーズが
ヘナチョコ男からループを繰り返すことで、完全無欠のヒーローに成り上がる様も
非常に爽快で、アクションシーン、戦闘シーンも非常に見ごたえがある。

この人の動きの切れは衰えることを知らない















さらに、『プラダを着た悪魔』とは見違えるように「強い女」と化した

エミリー・ブラントも肉体を見事に鍛え上げ、

さらに悲しげなヒロインとしても非常にうまく演じきっている。

このシーンが一番美しい。監督も絶対そう思って撮ってる。














それによって、そこに大した感動はないが、
シンプルな恋愛ストーリーとしても楽しめて、映画の奥行きを助けている


「ギタイ」は想像以上に気持ち悪いエイリアンで、
エンディングは予想通り過ぎるスーパーヒーロー的結末ではあったが、
「ループもの」に陥りがちなテンポの喪失と、
妙な思想的、哲学的演出に陥ることなく、
エンタメ映画としてしっかり完成された、夏休み映画にふさわしい爽快な一本であった。

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