2013年11月16日鑑賞。
スコセッシ×リュック・ベッソンということで、
必然的に鑑賞前のハードルは上がるわけだが。
結果から先に言えば、そのハードルを超えることは出来ず。
リュック・ベッソンと言えば、やはりテンポの良い編集と音楽、
そして何よりも迫力のある銃撃シーン、アクションシーンだが、
今回はそこに至るまでの「フリ」が長すぎる。
その「フリ」というのは、
「訳あり」家族4人のキャラ紹介なんだけど、
ここが何というか中途半端なのだ。
破天荒すぎる母親がむかついたスーパーを爆破させたり、
なめきったナンパをしてきた男子同級生を
テニスラケットでボコボコにしたり、
笑えるシーンはあるにはあるんだが、
そんなキャラの濃い家族をより際立たせて
ブラックコメディに振りきれば良いのに、
どうも行ききらずに、ただただダラダラと時が流れる。
かといってそれが
レオンほど深みのある哀愁を醸し出すわけでも無い。
というわけで、ここまで前振り長くしたってことは
さぞかし最後の戦闘シーンは凄いんだよね?
というハードルは上がりに上がり切って最終局面へ。
ところがどうだ。
一番カタルシスを感じたいドンパチシーンが
あれ?もう終わり?もうちょっと見せてよ!
拍子抜けする程あっさりし過ぎていた。
リュックベッソンはもう終わったしまったのだろうか・・・
なんだか悲しくなりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿