2015年8月29日鑑賞。
大好きな俳優ジェイク・ギレンホールの作品と言うことで観てきました。
事件や事故現場に急行して捉えた映像を
テレビ局に売る報道パパラッチとなった男が、
刺激的な映像を求めるあまりに常軌を逸していく。
という話なんだけど、とにもかくにもギレンホールが最高。
とにかくギレンホールが演じた主人公は、とにかくクズでクズでクズ過ぎて、
人間のクズという言葉以外出てこないくらいクズで、
何も感情移入が出来なくて、最後まで胸くそ悪い。
役作りで相当減量したらしい。目が飛び出しそう。 |
でも、主人公はどんどん成功を掴んでいく。
クソみたいな行動を続けるのに。
クソみたいな奴って普通映画では痛い目を見たり、
死んだり、罰せられてカタルシスを得られるんだけど、
そうでは無いのが、この映画の素晴らしいところ。
この画像だけでまともな人間で無いことが分かる。 |
しかも何かわからないけど、この映画を観ていて、
不思議とストレートにこのクズ人間を否定できない気持ちになる。
それは同じ業界で働く人間として、耳が痛い!ってことではなくて、
このクズを作り出している、クズがクズとして行動する源泉は
こいつの性格が元々クズなのでは無く、
主人公を取り巻く環境や人間が彼をクズたらしめているということ。
そういうダークな部分を完璧に貫いて描ききった、
ある意味「気持ちが良い」後味の悪い映画でした。
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