Amazonで991円だったから、DVDを購入して久しぶりに見た。
やっぱりガイリッチーはデビュー作である今作と『スナッチ』だ。
スナッチ同様に、99年の映画とは思えないほどの
スタイリッシュな映像と編集。
比べるのすら失礼だとは承知だけれども、
同じ映像を扱う人間として、
彼の編集・映像加工技術は非常に刺激的で、
少なくとも映像編集という観点では、
「映画」という概念を覆したと言っても過言ではないと思う。
そんな今作でデビューしちゃったもんだから、
それはそれは圧倒的な才能を英国人は感じたことだろう。
スナッチも同様だが、秀逸な脚本で描かれる群像劇。
最後の最後で点と点と点と点が線に結びつく。
その着地までに向かうカタルシスは相当なもので、
見ている者を興奮させる。
そして忘れちゃいけないのが、脇を固める個性的な俳優陣。
どれも印象的で、一度見たら忘れない顔とキャラばかり。
さらに、今をときめくジェイソン・ステイサムの
デビュー作でもあるわけだけど、彼もまた良い。
ただやっぱり、作品としては、
ロックストックとスナッチが斬新すぎて
格好良すぎて面白かったために、
ガイリッチーはあのマドンナと結婚しちゃったりもするんだけど、
それと同時に長いスランプに陥るわけで…
世の中うまくいきませんね。
最近はシャーロックホームズシリーズで復活を遂げた
なんていう噂も聞いていますので、
そちらの方でもう一度、あのガイリッチーを堪能できることを
願いつつ、鑑賞してみようかと思います。
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