あらすじは…
ネイティブアメリカンが追いやられた
ウィンド・リバーで、女性の遺体が発見された。
FBIの新人捜査官ジェーン・バナーが現地に派遣されるが、
不安定な気候や慣れない雪山に捜査は難航。
遺体の第一発見者である地元のベテランハンター、
コリー・ランバートに協力を求め、共に事件の真相を追うが……。
凄い映画を見た。
鑑賞後、圧倒的に体力を奪われる映画。
「少女はなぜ死んだのか?」
というサスペンス軸と
「辺境地に追い込まれたアメリカ先住民」
という実話というか現実の
大きく分けて2軸で話が進んでいくのだが、
この映画で描かれている現実は、全く知らなかった。
そんなまさにアメリカ社会の闇とも言える現実を
社会派思想映画になりすぎず、
都市部からやってきたFBI警察官という視点を上手く借りて
悲惨すぎる現実を照らし出し、
![]() |
良い味出してたFBI警官役のエリザベス・オルセン アベンジャーズのスカーレット・ウィッチ役 |
そこにさらにミステリー的要素を織り込みながら、
常に緊張感をキープするサスペンス映画としても成立させるという
超高度な技術で完成された映画だ。
![]() |
地元を知り尽くすハンター役・ジェレミーレナーの 静かに怒りと悲しみを表現する演技は流石だった |
最後の圧倒的迫力の銃撃戦は、
![]() |
この銃撃戦の緊張感は下手な戦争映画を簡単に凌駕する |
冷静に見ると急にフィクション感増したな!って感じはあるけど、
観賞中のリアルタイムでは、
ただただ善人が生き残ることを祈ることしかできなかったので、
充分にフィクションとして成立してるわけだ。
決して派手な映画では無いが、
我々が知らずに生きている重大な社会問題を
上質なサスペンスとして突きつける
非常に素晴らしい観るべき映画だ。